園長あいさつ

「一人ひとりの個性が輝き、生涯の確かな土台を作る場所として」
一宮聖光幼稚園 園長 相原 太郎

幼稚園という言葉は、「子どもの庭(キンダーガルテン)」という意味から生まれました。その言葉を作った教育学者フレーベルは、子どもたちを「神様から預かった、それぞれに異なる美しい花の芽」にたとえました。私たち幼稚園の役割は、無理に芽を引っ張って早く咲かせることではありません。その子がその子らしく、自分の力で大輪の花を咲かせられるよう、土壌を耕し、水と光に満ちた「ふさわしい環境」を整えることです。
子どもたちが初めて家庭から一歩を踏み出す大切な3年間。遊びと生活を通じて自ら学び、豊かに伸びていくための『3つの柱』を大切にしてまいります。

■ 「思いっきり遊びこむ」:生涯の「生きる力」を育む

当園には、机の上の「勉強」の時間はありません。幼児期に本当に育むべきは、知識の詰め込みではなく、これからの長い人生を支える「生きる力」そのものだからです。
虫を見つけた驚き、泥のひんやりした感触、お友達との小さな食い違いと和解。心ゆくまで夢中になって「遊びこむ」ことで培われる「自ら学び、考え、挑戦する力」(非認知能力)こそが、小学校以降の学び、そして生涯を支える揺るぎない土台となります。

■ 「おいしく食べる」:感謝を知る

「食べること」は、他のいのちを分けていただくことです。食事の前にはお祈りをして、自然の恵みへの感謝の気持ちを育みます。当園の給食は、食材や調味料を厳選し、低農薬・添加物不使用を積極的に取り入れた園内調理です。ぬくもりのある陶器の食器を使い、温かくて美味しい給食をみんなで囲みます。自分たちで夏野菜などを育てる経験を通し、食への関心を高めます。

■ 「愛されて育つ」:しなやかで強い心の土台

当園はキリスト教精神に基づく幼児教育により、子どもたち一人ひとりが「神様に愛されている、かけがえのない存在」であると理解して関わります。「自分は愛されている」という絶対的な安心感(自己肯定感)を育むことで、他者を思いやり、この先どんな変化や困難に出会っても、自分らしく歩み続けられる、しなやかで強い心を養います。